わたしが海外にいる理由②

不純な動機から決まったフランス留学。

 

場所はフランス南部の「ポー(Pau)」という

小さな小さな町。

選んだ理由は、

 

①日本人が少なそう

②パリとかの大都市は当たり前すぎ & 都会すぎて嫌

③スペインに近い(スペイン行けよ 笑)

 

 

こんな感じ。

③は置いといて、フランス語選択の時もそうだったけれど

どうやら私は人と違ったことに惹かれる特性のようだ。

 

そんな辺鄙な町を選択してしまったがために、

町の情報も語学学校の情報もほぼ皆無。

 

逆に、住居については大学側が手配するので

行ってからでないと決まらないという、

不安極まりない情報だけが手に入った。

 今考えると、両親はよく行かせてくれたなと思う。

 

 

そんなこんなでいよいよフランス留学がスタート!

町は思っていたよりも魅力的で、着いてすぐに好きになった。

フランス語は挨拶しか喋れなかったけれど、

学校でもシェアハウスでも各国の友達ができ、

夢にまで見たインターナショナルな生活を送ることになった。

 

フランス語の授業は???だったけれど、

日本語を使う機会がかなり少なかったおかげで着実に伸びていった。

いい感じだった。

 

でも自分はやっぱり shy なままで、他の子と違って

授業中に自分から発言することがなかなかできなかった。

さらに、かつての好奇心はどこへやら、

なぜかアクティビティや町の散策にも興味が持てなかった。

たぶん、どこかで挑戦して失敗する自分を恐れていて、

それよりもconfort zone に留まっていたかったのだと思う。

 

 

3か月が経ち、フランス語の進捗状況・自分の成長に不安を覚え始めた。

 

 

「友達とは少し話せるけど、授業中全然自分から発言してないな。。」

 「これでいいんかな、自分は何も変わっていない気がする。。。」

 

「あ、NZん時と同じやん。

 変わりたい。あの時の後悔を繰り返したくはない!」

 

 

こんな気持ちになった当時の自分を、今ほめてあげたい。

ここから私の留学生活は転機を迎えることになったから。

 

 

冬休みに日本人の友人たちと行ったパリ・ストラスブール旅行中、

密かに自分改革を始めてみた。

 

まず、ホステルでシャワーのお湯が出ないことが発覚したのだが、

これはフランス語を試すチャンスだと思い、

自分が代表してスタッフに言いに行くことにした。

すると、お湯の出る、しかももっといい部屋に変えてもらえることになった。

自分のフランス語はちゃんと通じていた。

 

 

また、一人で街を散策してみることにした。

何度も道には迷ったが、人に聞けばみんな親切に教えてくれた。

(係の人に気に入られてルーブル美術館にタダで入ることもできた 笑)

 

5時間ほど一人で行動し、宿についた時には経験したことのない

達成感で満たされていた。

 

 

やればできるやん!!

 

 

 

調子づいた私は、旅行から帰ってからもアクションを続けた。

パリのジュンク堂で買っておいた日本のフランス語単語帳に取りかかった。

confort zone にいた3か月間だったが

リスニングは割とできるようになっていたし、

発音も悪くはなかったと思う。

 

自分に足りていなかったものは、「自信」。

簡単な単語をまずは完璧に使いこなせるようにして、

新学期までに自信をつけようと考えたのだ。

 

新学期、効果はすぐに表れた。

授業中勇気を振り絞って発言してみたら難なく通じたのだ。

自信は大きくなり、また発言。

 

通じる → 発言 → 通じる → 発言

 

この好循環の波に乗るのがいつしか快感になっていた。

プレゼンテーションではみんなの前で2時間も喋った。

気づけばみんなの笑いもとれるようにもなっていた。

 

 

不純な動機で始まった留学生活は

個人的にはかなり満足のいく結果にすることができた。

語学力はもちろん、精神面でぐんと成長した。

今振り返ると変えられたポイントは他にももっともっとあった。

フランス語だってまだまだ intermediate レベル。

でも、自分が行動すれば結果は勝手についてくると学べたことが

当時の自分には一番の収穫だった。

 

 

 

 

大学卒業後、日本語教師 → 保険営業 → 事務 と

それぞれ全く異なるフィールドの仕事を転々とした。

(そしてなぜか転職の度に住む県も変わった。)

挫折も成長も繰り返した。

稼いだお金で初の海外一人旅というのも何回かやった。

それでもやっぱり、生活の中心は日本での毎日の過酷な労働。

海外へ行きたいけど行けていないストレスが

どんどん溜まっていった。

 

 

 

そんな中、転機が訪れる。

悪い方の。いや、今となってはいい方か。

結婚間近だった元カレといきなり別れることになったのである。

このために前職を辞め、元カレの住む県にわざわざ引っ越してきた

私にとって、これは大大大ダメージ。 

 

まじかー。。。!

どうすんやこれからー。。。

てかもうこっちに住む意味なくない???

 

新しい仕事には就いたばかり。

どうしよう、でもいきなり辞めるのは職場に申し訳ないしな...

 

そこからしばらく続けていたものの、ふと気づく。

 

 

「自分、こんな縁もゆかりもない街でなんで

 好きでもない仕事ばっかしとんやろ...」

「ていうか、もうほんまにここにおる理由がない。帰りたい」

 

 

そして脳ミソに浮かぶ "海外" の二文字。

 

 

「そうや、日本出よう!いい機会!」

 

 

オーストラリアへのワーホリを決めた。

 

 

退職時期を決め、逆算して準備に取り掛かった。

勝手に入ってきて勝手に出ていくことを決めたのにも関わらず、

部署のみんなは送別会を開いてくれた。

感謝です。

 

退職し、まずは1か月ほど思う存分海外を旅した後、

オーストラリアへ向かった。

 

 

オーストラリアでの目標は

①稼ぐ (笑)

②海外で一人で生活できる力をつける

 

 

 

結果、

① → 6割程度達成

② → 成功。行動を止めないことを心掛けたおかげで、さらに強くなれた。

 

 

 

 

 

さらに、彼氏もできた。

後に今の旦那となる人だ。

 

 

 

 

あの時オーストラリアに行くことを決めて

本当によかったと思う。

 

人間いざとなれば何だってできる。

どんどん confort zone を出てレベルアップしていけるものなのだ。

すべては自分次第。

それに、行動したおかげで大切な人に出会うこともできた。

行っていなかったら日本でもまず出会っていなかったのだから、

人生って不思議。

 

 

 

 

そうして、今後も海外での生活を続けたいと

2人で話し合った結果、カナダのケロウナに行くことになり

現在に至ります。

(ケロウナを選んだ理由もフランス留学の時とほぼ同じ 笑)

 

 

これがわたしが今ケロウナで生活するに至った理由です。

予想外に長くなってしまいました (汗)

"昔から海外に興味があった" の一言でまとまるな(笑)

 

もしも万が一、最後まで、いや、一部でも!読んでくださった方

いらっしゃいましたら本当に本当にありがとうございます!

 

 

Have a lovely day ♪