トルコ1人旅 -②ドバイ・イスタンブール乗継編-
前回の記事はこちら ↓
ocean-blue-adventure.hatenablog.com
そんなわけで、なんとかスタート地点にまで持って行けたトルコ旅。
2012年8月某日、深夜。
いよいよ旅のスタート!
飛行機に乗るのもひっさびさなもんでドキドキ。
まずは関空→乗継地点のドバイへ。
5時間のトランジットを利用してちょっとだけ観光をしようと企んでいた。
トルコ前のウォーミングアップである。
誰かのブログで、トランジット間だけでも入国可能という情報を
インプット済だったので、真似してみることに。
審査官に話すと難なく入国OK。
外に出ると一気に むわぁぁぁ~っ とした空気に包まれ、
異国の地へ来たんだと実感。
そのままタクシーを捕まえ、めぼしいスポットを周ってもらった。
そうそう、もう8年も前のことなんで写真がほぼないんですよねー。
なので様子が分かりにくいかもしれませんが、お付き合いくださいませ。。。
そういえばこの時はデジカメの時代やったなあ~
プチ観光を終え、無事にドバイの空港に戻ってきた。
これだけでも達成感。
そしてドバイ発。
数時間後、いよいよイスタンブールが見えてきた!
「これから旅が始まるんや~!」
。。。数時間後猛烈に焦る羽目になるとは
この時は1ミリも思っていなかった。
ちょうどその頃、通路を挟んだ席にいたトルコ人男性2人組と
少し話して仲良くなっていた。
男①「ハロー!どっから来たの?」
私「日本やで」
男②「トルコはどこ行くの?」
私「イスタンブールとカッパドキア!」
「残念ながら時間なくてトルコには3日しかおれんのやけど」
男①「3日だけ? そりゃクレイジーやな!!」
私「そう、やからイスタンブール着いたらすぐ国内線で
カイセリ(カッパドキア地方最大の街)向かうよ。」
男②「ほ~。ハードやな~。で、次のフライトは何時?」
私「〇時○○分やで。」
男①②「。。。えっっ?」
それまでにこやかだった2人の顔つきが急に変わった。
男①②「.....それ大丈夫?乗継間に合う?????」
私「えっっ...?」
今度は私が止まる。
トランジットは2時間ほどあったので、まあ普通に間に合うだろうと
勝手に思い込んでいた私。こう言われても特に不安はなかった。
しかし男たちはあれやこれやと相談し始めた。
結果、私のことが心配でいてもたってもいられなくなった2人は、
私がちゃんと間に合うように付いてきてくれることに!
なんていい人たち!!!
...でも大丈夫やで?(←おい。)
イスタンブールの空港に到着後、すぐさまルートを探す男①。
空港職員に聞く男②。
黙ってのんびり付いていく私。(←おい!)
そうそう、国際線→国内線 だから荷物もピックアップしないといけない。
私の頭にはこの意識がなかった。
荷物を待つも、なかなか出てこない。
確認すると出発までなんとあと40分。
ここに来てやっと焦り出す私(笑)。
(え?え?今ってやばいん、私?)
男②はだんだん面倒くさくなってきたのか、
「もうここまでやったからええんちゃう??」的な様子。
しかし男①はそれを無視し辛抱強く待つ。
と、やっと荷物が出てきた!
私「来た!あれ!」
すると男①はすぐさま私の荷物を掴み、
「走るぞ!!」
2人で急いで搭乗ゲートへ向かう。
終始無言。
(これ乗り過ごしたらアホすぎん、私?)(笑)(泣)
10分ぐらい走っただろうか。
無事にゲートに到着。
時間は... OK! ギリギリセーフ!!
男①「ま、ま、間に合った! よかった... はい、荷物!
気を付けて行けよ!!」
私にちゃんとしたお礼を言う暇も与えず、
男①はすぐ男②の元へ戻って行った。
ちょっと、いい人過ぎん?(感涙)
自分が汗だくになるのも構わず全力疾走してくれた。
しかも、ずーっと私の荷物持ったまま。
見ず知らずの他人の為にこんなことできる??????
連絡先、せめて名前だけでも聞いとけばよかった......!(ううっ)
あの時のあの人たち、ほんまにありがとうございました!!!
そんなこんなで、トルコ人のこの上ない親切のおかげで、
夜、無事にカイセリに到着。
予約しておいたギョレメのホテルにも無事到着。
ここからは何がどうなってそうなったのかよく覚えていないけれど、
出会った日本人の女の子2人と一緒に、
現地のトルコ人男性3人組がそれぞれ運転するバイクに
乗せてもらい、ギョレメで一番見晴らしのいい丘へ。
今考えるとこれ、相当危ない!!!(笑)
このトルコ人3人組はみんないい人たちだったので何もなかったけど。
よい子はまねしないでね!
丘から見るギョレメの夜景は不意打ちの美しさ。
まさか着いてすぐこんな絶景が見られるとは
思ってもみなかったし、こんなスポットが
あることさえも知らなかった。
自分が今トルコの地に立っていること、
ここへ来るまでの怒涛の出来事。
不思議で何とも言えない感情が
ふわふわ、ふわふわ
溢れて、夜景に溶けて夢のように消えていった。
続く。